妙高山を眺める

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妙高山は外輪山を伴う火山である。
その山容はまるで要塞の様で、かっこよく見える。
越後富士の異名を持ち、市名、駅名、軍艦名、等々で“妙高“名前が使われ、
方々で愛されていることが分かる。
ここでは妙高山が外輪山と共に良く見える場所を4ヶ所紹介する。

茶臼山から眺めた妙高山
斑尾山北西尾根から眺めた妙高山
信濃大橋から眺めた妙高山
いもり池から眺めた妙高山

1.茶臼山から眺めた妙高山

茶臼山から眺めた妙高山
茶臼山から眺めた妙高山

深夜、燕温泉を発ち、妙高山、火打山を経由して笹ヶ峰下る縦走をした。
この縦走は、登山に対する価値観が大きく変わった思い出深いものであった。
この話は別の機会に
妙高山から火打山を目指す。
黒沢池ヒュッテと高谷池ヒュッテの中間の茶臼山付近からは妙高山が良く見える。
外輪山から中央火口丘が頭だけひょっこり出ている。
外輪山を伴う妙高山を初めて見たのが姿である。
豊かな森と黒沢池の池塘群が美しい。

2.斑尾山北西尾根から眺めた妙高山

斑尾山北西尾根から眺めた妙高山
斑尾山北西尾根から眺めた妙高山

妙高山と火打山の縦走後、東側から妙高山を眺めたいと思った。
その約6年後ようやくその時が来た。
初春の斑尾山を登る。
妙高山や斑尾山周辺は豪雪地帯で初春でも雪は多く残る。
登山道に至る道から雪に埋まり、雪山登山が始まった。
人生初の本格的な雪山登山で期待と不安が混ざった登り初めだ。
白銀の森の中の山頂に着く。
山頂から南西方向に進むと大明神岳に至る。
登山口から大明神岳まで樹林帯であるが、一気に視界が開ける。
同時に約6年間待ちに待った景色が見れた。
圧巻だ。
写真で見た以上だ。
伸びやかな裾野が雄大さを、
均整の取れた山容が美しさを、
急峻な斜面と大きな山容が厳かさを威風堂々と放つ。
さらに積雪がこれらの魅力を際立たせる。
斑尾山や飯士山、大松山、高社山、焼額山等の様にスキー場になった山々は、
バリカンで部分的に刈り上げたような不格好な印象を与える。
しかし妙高山はこのような印象を与えず、
むしろ人々に遊びの場を与えている懐の深さも感じられる。
大明神岳から妙高山を眺めると、外輪山の北部が樹林に隠れる。
斑尾山山頂から北に向かい、北山頂から北西方向に伸びる尾根を下る。
すると遮るものが何一つない妙高山が現れる。

3.信濃大橋から眺めた妙高山

信濃大橋から眺めた妙高山
信濃大橋から眺めた妙高山

斑尾山の感動を胸に妙高高原駅付近の妙高山の眺望スポットを探す。
北国街道の新潟県と長野県の県境に掛かる信越大橋からは妙高山が良く見えた。
運転中は妙高山に気を取れないようにしたい。

4.いもり池から眺めた妙高山

いもり池から眺めた妙高山
いもり池から眺めた妙高山

いもり池は妙高山の眺望スポットとして有名だ。
撮影したときは雪景色であったが、
雪解けし天気が良ければ、逆さ妙高山がいもり池に映るであろう。