奥秩父の最高峰は北奥千丈岳であるが、奥秩父の「顔」は金峰山であろう。
甲府盆地を見守るように悠然とそびえて、山頂には五丈岩が鎮座する。
奥秩父の特有の苔むした針葉樹林と花崗岩の稜線が美しい山である。
1.砂払ノ頭付近から眺める金峰山
瑞牆山荘から金峰山に登る。
苔むした針葉樹林を登り、高度を上げる。
森林限界を越えると、白く輝く花崗岩と緑のハイマツとのコントラストが美しい稜線に出る。
まるで中央アルプスの稜線を歩いているみたいだ。
もちろん眺望もよく、富士山や南アルプス、八ヶ岳、小川山が大きく見える。
2.瑞牆山から眺めた金峰山
瑞牆山山頂も金峰山山頂と同じく眺望が良い。
瑞牆山は金峰山よりも標高が低いため、金峰山が堂々と見える。
針葉樹林に巨岩のアクセントが効いている。
加えて紅葉の絨毯も美しい。
3.羅漢寺山から眺めた五丈岩
予報では金峰山は快晴であったため、羅漢寺山に登った。
南アルプス、富士山、茅ヶ岳方向は雲一つない快晴であったが、金峰山方向はガスっていた。
弥三郎岳の山頂の花崗岩に寝転んで、金峰山方向のガスが晴れるのを待っていた。
2時間ほど眺めていたが、全体が晴れることはなかった。
しかし、一瞬だけ山頂部のみガスが晴れシャッターを切ったのがこの写真である。