北アルプスのお向かい、頚城山塊の西端にそびえる雨飾山。
この山の魅力は豪雪が生み出す深い谷と、青々しいブナ林だと思う。
ここでは雨飾山を眺める3つのスポットを紹介する。
登山では、山と高原の地図 妙高・戸隠・雨飾 火打山・高妻山・信越トレイルを参考にしてほしい。
1.笹平
一般的な雨飾山のイメージはこれか荒菅沢であろう。
オススメポイントは
- 一般的な登山道から行くことができる。
- これが見えたら山頂まであともうすぐ。
- 笹原歩きが気持ちがいい。
長野県側から登る場合は、通り道になる。新潟県側から登る場合は山頂に対して逆方向に5分ほど歩くことになる。
2.1290m地点〜大曲付近
ここのオススメポイントは
- 点線ルートなので混む可能性が低い。
- ガイドブックにはほぼ乗っていない。
- 登山道が崩れていたり、残雪の時期は小規模な雪渓歩きがありスリルが味わうことができる。
新潟県側の雨飾山荘を東に進む。
海谷山塊と雨飾山をつなぐ稜線に出る。
雨飾山方向に歩を進めると徐々に視界が開け、雨飾山が大きくなる。
3.鋸岳
この写真は海谷山塊の鋸岳山頂から撮影した。オススメポイントは
- 個人的にこのアングルの雨飾山が好き。
- 雨飾山の立派さが実感できる。
- 早朝にはモルゲンロートも期待できる。
鋸岳は山頂部が崩れやすい岩場になっていて、慎重に行動する必要がある。
雨飾山荘から鋸岳に至るルートは道跡はあるが、静かな山である。
花の時期にはイワカガミやユウレイソウ、イチゲなどいたるところに咲いている。
リスクを承知で登る価値は十分ある。